きまぐれ日記

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...... 2009年02月20日 の日記 ......
■ 衛生兵、衛生兵ー!!   [ NO. 2009022001-1 ]

久しぶりに、朝(というか昼)起きると雪が積もっていた。

ここんとこまったく雪降ってなかったのよね。溶けるばかりでポカポカ。大丈夫か北海道って感じで。事実駄目かもしんないね。

 

 

久々の積雪なんで、除雪雪かきエンヤコラです。

久しぶりの有事だ。戦闘服(ツナギ)に身を包んでいざ出撃、大佐の出撃だ。

手始めに、万能兵器“雪押しスコップ”で、陣地内に降下して来た敵兵部隊(雪)を一掃する。

大佐:『貴様らを駆逐する為だけに開発された特殊兵装だ、その威力を思い知るがいい!』

腹筋に力を入れ両足に踏ん張りを利かせて、グイグイと雪共を前へ前へ押しやっていくのだ。10分もすれば、降り積もった雪は大方押しやられて山になっていた。フゥハハハー我が方の火力思い知ったか!大佐の高笑いが寒空に響いた。

さあトドメだ、これで収容所(雪投げ場)送りにしてやる!と、大佐は自分のポケットから切り札を颯爽と取り出す。これぞ、対雪中戦専用最終兵器『HONDA除雪機』の始動キーである。キーを片手に除雪機に駆け寄る大佐をただ見ていることしか出来ない雪達は、今投入されようとしている戦車というべき超兵器を前にただ戦慄するばかりであった。

大佐:『フハハハ…怖かろう、“人力”とはケタ違いの“馬力”の火力を貴様らは今身を持って味わうのだ…』

大佐がキーをコンソールに刺し込む。このキーを回せば、エンジンが躍動し、雪は成す術無く大空を舞うことになるのだ。…しかし、除雪機のエンジンはいつまで経っても唸りを上げない。大佐の手は、キーを刺し込んだだけで回さずにいた。いや、回せなかったのだ。

大佐:『なぜ動かん!!…まさかゲリラ部隊の破壊工作?!』

そう、長い休戦期間の間屋外に放置されていた戦車(除雪機)は、先発のゲリラ部隊(こないだ降った雪)の攻撃によりスターターを使用不能にされていたのだ。ゲリラの捨て身の攻撃に晒されていた鍵穴は文字通り凍りついており、キーは回らなかった。エンジンが動かなければ、さしもの最終兵器も鉄の塊に過ぎない。

立ち尽くす大佐の眼前には、自らが積み上げた雪山が聳え立っているのだった。

 

この後、再びの白兵戦を余儀なくされた大佐は、助ける者も見守る者も居ない孤独な戦場で、およそ1時間にわたる雪との格闘戦を展開し、遂にはこれを全滅させるという大戦果を打ち立てることとなる。しかし、戦果に伴う代償は想像以上に大きく、大佐は腕と腰を痛めるという名誉の負傷を負った。

寒風に晒され、ろくな防寒着もない状態で、半壊したママさんダンプを押してひたすら行ったり来たりを繰り返すその様は、悲壮感に満ち溢れていたという。

身を粉にして戦い抜いた大佐には、なんの褒章も無い。労災も降りない。暖かいコーヒーの一杯でも飲みたかったのにポットのお湯は切れていた。

かくも、雪かきとは情け容赦の無い自然との闘いである。後に残ったのは、身体の痛みと、再び降り始めた雪だけなのだ…。

 

 

 

…何書きたかったんだろう?30分前の自分に是非問いただしたい。

...... 返信 ......
■(無題)   [ NO. 2009022001-2 ]
吹いたw
シロ 2009/02/21 20:05:32 

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